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願うこと(夏目友人帳)

2011年07月09日 12:48

 瞬き、ひとつ。

 人の一生をその妖はそう例えた。

 その瞬き一つにどれ程の想いと記憶が入っているのか、彼は知っているのだろうか?

 春、夏、秋、冬。

 何回同じ季節を過ごしたのだろう。僕は年をとっていく。

 彼は相も変わらず同じ姿だ。

 初めて会った時から少しずつ、少しずつ。僕が彼を置いていく日が近づいてくる。

 それでも彼は言うんだ。

「お前が死ぬその日まで傍らにいよう」


 笑うんだ。そうやっていつものと同じように。

 だから僕は願うことにしたんだ。

 僕がいなくなっても、彼はいつものように耳を風にそよがせて昼寝しているような、そんな明日を。
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