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2011年07月09日 12:40

 眠れなくて、ただ横になって目を閉じていた。

 昼間と違い、音が少ない所為か自分の心臓の音がやけに響く。

 時計の秒針は何故か自分を焦らせる。

 眠らなくては 寝なくては……。

 そう思って目を強く閉じても眠気は一向にやってこない。



 不意に忍び足。

 誰かを気にするようなそんな感じ。

 部屋のドアもいつもより慎重に開けられる。

 ――やっと帰ってきたか。

 その音に少しだけ安堵する。

 彼は俺が寝ているのを確認すると備え付けのクーラーの温度を一気に下げる。

 そして自分のベッドから枕を持ってきて、俺のベッドにもぐりこんできた。

「うー、寒いね」

 独り言を言いながら、俺に引っ付いてくる。

「……寒いならエアコンを切ればいいだろう」

 思わず俺は返答する。

 暗闇で見えないが、彼はきっと笑っている。

「起こした? それとも起きてた?

 起きてたんだよね~。愛してるよ、マイハニー」

 断定的な言い方は合っているだけに腹が立つ。

「ふんっ、誰がてめぇのために貴重な睡眠時間を削るか」

「いやん、いけずー」

「言ってろ、バカ」

「ふふっ……ただいま不眠症候群」

「お帰り、環境破壊魔」



     もうじき 夜が明ける
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